高齢者ドライバーの運転による交通事故が多発 親に免許返納させるには

<兄ちゃんココどこ? さぁな・・・>
運転

■高齢者ドライバーの運転による重大事故が多発

酒気帯び運転、飲酒運転の厳罰化の効果か 近年交通事故件数は減少しています。
その一方65歳以上の高齢者ドライバーの運転による交通事故の割合は増加しています。

新聞やテレビなどのニュースでも高齢者ドライバーによる危険運転や重大な交通事故のニュースを頻繁に耳にします。

・駐車場の車止めを越えてコンビニ店舗に突入
・高速道路を逆行
・鉄道の線路を走行
・登校する小学生の列に ・・・


■高齢者ドライバーの事故件数

警視庁の発表によると2005年に65歳以上のドライバーによる交通事故は全体の10.9%でしたが、2014年には20.4%と10年間で9.5%も増加しています。

2012年に65歳以上の高齢ドライバーが起こした交通事故は全国で約10万3千件。
1日280件以上です。

想像するだけで恐ろしい「高速道路の逆走」は2010年から2014年までの4年間で739件で 2日に1件発生しています。
その約70%が65歳以上の高齢者の運転によるものです。

■認知症の高齢者ドライバーの人数は何人?

認知症については高齢者の7人に1人が認知症を発症するといわれています。

2014年末の運転免許保有者のうち65歳以上は1639万人。
単純計算で、認知症の高齢者ドライバーが230万人以上いる計算になります。

認知症にも程度の差があり、実際に自動車を運転しないペーパードライバーも大勢いると思われますが、それにしても230万人は大変な人数です。


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■75歳以上は免許更新時に認知機能検査が義務づけられています

危険度が増すとはいっても 現在 高齢者に免許返納を強制する制度はありません。
高齢者の事故対策として2009年から75歳以上は免許更新時に「認知機能検査」が義務づけられています。

この検査で基準点をクリアしないと認知症の恐れがある「基準該当者」とされます。

更に「基準該当者」が過去1年以内に危険運転をしている場合は、専門医の「臨時適性検査」を受診して認知症の診断を行ないます。

その結果 認知症を発症していると診断されれば「免許取り消し」「免許停止」になります。これは強制です。


■運転免許自主返納制度とは?

高齢者が自動車を運転をしなければ事態は解決するのですが(←ムチャ)、ドライバー本人の意思で有効期限の残っている運転免許証を公安委員会に返納する制度があります。

これを「運転免許自主返納」といいます。

警察や自治体では高齢者の運転免許の自主返納を歓迎していて、これを支援しています。

ただ運転免許証は一般に身分証明として利用されて、自動車を運転しなくても免許を更新している方もいます。

そのため 運転免許返納者には身分証明書になる「運転経歴証明書」が発行されます。

そのほか 運転免許返納者には市区町村によってさまざまな特典が受けられます。


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■運転免許返納の手続きと免許返納の年齢は?

免許返納に年齢制限はありません。年齢に関係なく何歳でも、もちろん認知症でなくても免許返納は可能です。

<手続きが出来る場所>
・運転免許試験場
・所轄の警察署

<必要書類など>
・運転免許証(有効なもの)
・写真(証明写真)
・運転免許取消申請書
→運転免許試験場、警察署にあります

「運転経歴証明書」交付手数料
→交付しなければ不要
返納から5年以内は交付できます

しかし、免許返納を推進、支援しているというなら、交付手数料を取るのではなく 逆に薄謝を渡すくらいのことをしてもいいと思います。

特典の予算で実施可能でしょう。
現金の方が「お得感」が増して免許返納率が上がると思いますけどね。


■免許返納の特典

免許返納の特典にはいろいろな種類があります。

・交通
→バス、電車、タクシー料金などの割引

・生活(費)
→デパート、スーパー、飲食店の割引

・レジャー
→レジャー施設、宿泊施設などの割引

特典はいろいろありますが市区町村や地域で特典内容が異なります

各都道府県の警察本部のHPや所轄の警察署に連絡して確認できます。

免許返納してお得なサービスが受けられますので、身内や親に免許返納してもらう説得材料に使いましょう。

■高齢な親にどうやって免許返納させるか

自分の両親や身内が高齢者ドライバーの場合でも説得して免許返納させるのは 意外と大変です。

<生活の足>
交通の便のある都心部なら比較的簡単ですが、地方では自動車は文字通り生活の足です。

徒歩では買い物や通院もできない場合「生活の足」を確保する必要があります。

<認知症の自覚があると隠します>
親に限らず 高齢者本人が認知症の自覚や「疑い」を持っているとそれを隠そうとします。

「認知症」や「ボケ」という言葉を使うと本人が認めないだけでなく、感情的にこじれてしまいます。 

加齢(老化)による反射の衰え、という線でプライドに触らないように説得する方が間違いありません。

<マイカーでのドライブが大好き>
今の高齢者、親の世代は戦後日本の高度成長期を支え、モータリゼーション(自動車の大衆化)を主導してきた世代で「マイカーでのドライブ」が大好きだったりして面倒です。

<プライドが保てるようにする>
自分より高齢の知人が現役で運転していると、自分が先に免許返納することは本人のプライドにさわり、こじれたりします。 

兄弟、ご近所、友だち、知合い ・・・本人がそう言わないと意外と盲点だったりします。

ここは先に免許返納する方が「エライ」と説得しましょう。

本人が運転の衰えを自覚しているなら「事故を起こして自分が加害者になる前に免許を返納する」という説得も有効です。 これはホンネですね。

免許返納による特典も説得のネタにして、表現は悪いですが「なだめすかして」免許返納に同意してもらいましょう。

最後は力ずくで ・・・いえ 冗談です。

機嫌のいい時にうまく話せるといいのですが、諦めず に説得するしかありません。


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■加害者になる前に免許返納を

75歳以上は免許更新時に認知機能検査が義務づけられているとはいっても、3年に1度の間隔です。

個人差はありますが認知症は一気に進むこともあるので、毎年検査を実施するという意見もあるそうです。

自分が75歳になったら 面倒だし「大丈夫だ。」ときっと文句を言いますけど、仕方ないですね。今はそう言っておきます。

とはいえ自分としては 物損や自損事故の賠償ならともかく、万がいち 人身事故の加害者になることを考えると、早めに免許返納をしたいと考えています。


■因みに

因みに と云いますか
私、としやんの父親(85歳)は75歳で仕事を引退し運転免許も返納しました。

亡くなった母親によると70歳を過ぎたころから「運転がなんかヘン」になり「(運転で)それまで間違えたことのない間違い方をするようになった」と言ってました。

具体的にどんな間違い方かは分からないのですが、ウチの父親は典型的な頑固オヤジで他人に言われると意固地になって逆をするタイプなので、自分から免許返納したのなら運転で『よほど恐いめ』にあったのだと思います。

身内としては本人のケガはもちろんですが親が「加害者になる前」に免許返納してくれたことに感謝しています。

オヤジに何があったのか とても気になるのですが、どう訊ねても口を割りません(笑)

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