
■「雷雨ぜんそく」がオーストラリアで発生
オーストラリアで「雷雨ぜんそく」( 雷雨喘息:らいうぜんそく )と呼ばれる重い喘息(ぜんそく)発作で3人が亡くなったというニュースがありました。
「雷雨ぜんそく」( 雷雨喘息:thunderstorm asthma )は花粉症のシーズンに悪天候が加わって起こる重篤な喘息発作です。
■「喘息」とその原因
ぜんそく(喘息)は喉の気道が狭くなることで(気道狭窄)喉がヒューヒュー鳴る「喘鳴(ぜんめい)」や咳(せき)痰(タン)息切れなどの症状を起こす慢性の気道炎症です。
発作の時にはこれらの症状が激しくなり、呼吸困難や過呼吸、酸欠により死に至ることもあります。
ぜんそくを誘発する原因は非常に多岐に渡ります。
細菌やウイルス、埃・ダニ・花粉・カビなどのハウスダスト、食物・薬物などのアレルゲン(アレルギー原)、タバコ、アルコールから、疲労、気圧や気温の変化などさまざまな原因から誘発されます。
■「雷雨ぜんそく」ってなに? 原因は?
今回ニュースになった「雷雨ぜんそく」は オーストラリアで、ライグラスというイネ科の牧草の花粉が飛散する時期に雷雨になることで発生する喘息です。
原因は水分を含んだライグラスの花粉が雷で割れて更に細かくなることです。
通常 鼻から吸い込まれた花粉は鼻毛に引っかかりますが、花粉が細かく割れているために気管を抜けて肺にまで吸い込まれます。
気管支は花粉の刺激で腫れて気道が狭く(気道狭窄)なったうえに、花粉から気管を保護するために粘液を分泌します。この一連の反応で呼吸困難が引き起こされるのです。
■「雷雨ぜんそく」でオーストラリアで3人死亡
11月21日 オーストラリアの南部ビクトリア州で「雷雨ぜんそく」が発生し救急診療を受けた人数が数百人にのぼりました。
この日ビクトリア州では3月以来の最高気温を記録したあと、民家の損壊や樹木が倒れるほどの激しい雷雨に見舞われました。(南半球のオーストラリアでは11月は初夏です)
最高気温を記録するほど熱い日で花粉が普段より大量に飛散したところに雷雨が発生して「雷雨ぜんそく」の条件に合致したのだと思われます。
嵐の発生と同時に病院に喘息発作の患者が次々と運び込まれ、4時間のうちに1900回もの救急要請がありました。
「雷雨」の最中にたくさんの患者が出て、救急対応も混乱したことは間違いありません。
■「雷雨ぜんそく」は 日本でも起きるのか
オーストラリアの「雷雨ぜんそく」の原因はライグラスというイネ科の牧草の花粉です。
「雷雨ぜんそく」はライグラスの花粉に限らず他の植物の花粉やキノコの胞子でも発症する可能性はあります。
イタリアではオリーブ(の木)の花粉が原因の「雷雨ぜんそく」が2010年に発生してます。
日本のスギやブタクサでも条件が整えば「雷雨ぜんそく」が発生する可能性はあります。
■因みに
因みに メルボルン大学は 雷雨の最中に喘息発作が起きた患者2500人以上を対象とした調査で、患者の32%はこれまで ぜんそくの発作を起こしたことがない人だったと発表しています。
嵐の日に突然 経験したことのない喘息の発作に襲われたら 対処方法も知らないし、想像するだけで恐ろしいです。
それに 雷雨の騒音が激しくて喘息の発作を起こしていても直ぐに気づいてもらえないとか
雷雨が治まるまで と救急搬送をためらっている間に重篤化したり・・・ やっぱり怖いですね。
もうひとつ 花粉症の人は特にリスクが高いということです。花粉症の方は気をつけましょう。
僕はひどいスギ花粉症なのでマズイです。
今回「雷雨ぜんそく」の知識を得たので 少しは落ち着いて対応できそうな気がしますけどヤだな。
花粉症を発症したのは中学生のころで、もう鼻炎歴40年以上の大ベテランなんですけどね。
これから鼻炎シーズンの嵐の日には気をつけないといけません。(苦笑)
苦笑 くしょう ・・・ ハックショウ!(なんちゃって)
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