「孤独のグルメ」マンガ家 谷口ジロー氏 死去 芸術文化勲章 受章者

<TV TOKYO 公式サイトより>
kodoku
 ↑ 谷口ジロー氏の描く 井之頭五郎

■「孤独のグルメ」マンガ家 谷口ジロー氏 死去


「孤独のグルメ」の作品で知られる漫画家の谷口ジロー(たにぐちじろー)氏が11日 69歳で死去されました。

漫画家を目指して上京し、石川球太(「狼少年ケン」「牙王」)のアシスタントを経てデビュー。

谷口氏は海外でも高い評価を得ており、2011年にはフランス芸術文化勲章「シュバリエ」を受章している。


■代表作「孤独のグルメ」はドラマ化されヒット


「孤独のグルメ」は久住昌之氏 原作のマンガ。個人で輸入雑貨商を営む主人公 井之頭五郎(いのがしら ごろう)が、商用で訪れた街の食堂でひとり孤独に食事をするマンガ。

これでは 魅力が伝わらないな。

「孤独のグルメ」が普通のグルメマンガと違うところは、料理や食材についてウンチク(深い知識)を傾けるのではなく、食事シーンとモノローグによる心理描写がドキュメンタリーのように進んでいくところ。

2012年1月からテレビ東京系でテレビドラマ化され、2015年にSeason5を放送。2017年は1月に「お正月スペシャル~井之頭五郎の長い一日~ 」を放送し、Season6の製作も発表されている。





■ドラマ「孤独のグルメ」は「夜食テロ」番組


僕が最初に「孤独のグルメ」を観たのは偶然でした。
たまたまテレビでチャンネルを合わせて 主人公の五郎が歩いているのが嫁はんの実家近くの商店街だと気づいて そのまま視聴。

そのエピソードの舞台が嫁はんの実家から10mほどの店で驚きました。

また「孤独のグルメ」は放送時間が深夜( 木曜 00:43~ )で 就寝前に食欲をそそる「夜食テロ」番組で困りました。

深夜 「孤独のグルメ」を観たあとに 何度カップ麺を食べたか分かりません。


■「孤独のグルメ」原作は意外にも


「孤独のグルメ」はテレビドラマが5年間で Season6まで製作される人気作ですが 原作のマンガは意外に少なく 2冊しか刊行されていません

グルメマンガの大作「美味しんぼ」(作:雁屋哲 、画:花咲アキラ)の111巻とは内容も長さも対照的です。

という訳で テレビドラマの「孤独のグルメ」は全てドラマオリジナルのエピソードで、主演の松重豊氏にとっては初主演番組です。





■フランス芸術文化勲章とは


谷口ジロー氏が受賞した フランス芸術文化勲章について調べました。

芸術文化勲章はフランスの文化省が運用する名誉勲章で「芸術・文学」での創造、もしくはこれらのフランスや世界での普及に傑出した功績のあった人物に授与される

芸術文化勲章は3つの等級があり

シュヴァリエ(騎士)
オフィシエ(将校)
コマンドゥール(騎士団長)

芸術的功績を残した人のほか、フランス文化の紹介や普及に功績のあった人物も叙勲の対象で、1996年から10年間で約120名の日本人が受勲しています。

意外に多いですね。

以下 日本人受勲者です。
僕が 名前を見てピンと来なかった人は省きました。

黒澤明(映画監督)と宮崎駿(アニメ映画監督)が芸術文化勲章を受勲していないのは意外でした。


■芸術文化勲章 主な日本人受賞者


岡本太郎  芸術家

川端康成  小説家
筒井康隆  小説家

北野武   映画監督
大島渚   映画監督
今村昌平  映画監督
高畑勲   アニメ映画監督

三船敏郎  俳優
岸惠子   女優

森悠子   ヴァイオリニスト
江戸京子  ピアニスト
坂本龍一  音楽家

大友克洋  漫画家
谷口ジロー 漫画家
松本零士  漫画家

高田賢三  デザイナー
黒川紀章  建築家

 三代目 市川猿之助 歌舞伎役者
 五代目 坂東玉三郎 歌舞伎役者
十一代目 市川海老蔵 歌舞伎役者
十二代目 市川團十郎 歌舞伎役者


■最後に 名言を


最後に僕が好きな「孤独のグルメ」の五郎の名言

「俺は並んで食べるのが嫌いというより 食べている時 後ろで誰かが待っているという状態が嫌なんだ。」

ね、共感しません?


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