「コロボックル物語」の 童話作家 佐藤さとる 氏 死去

< コロボックルが化けているかも >
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 きっと見回り中のコロボックルです

■児童文学作家 佐藤さとる氏


児童文学作家というか童話作家の佐藤さとる氏が2月9日心不全で亡くなられました。

佐藤さとる:1928年(昭和3年)生まれ。横浜市職員、中学校教員、出版社で編集者を経て作家活動に入る。

1959年(昭和34年)に代表作「だれも知らない小さな国」を自費出版

この「だれも知らない小さな国」を始めとする「コロボックル物語」シリーズは日本初のファンタジー小説 といわれている。

現在「コロボックル物語」については「図書館戦争」「三匹のおっさん」で著名な作家 有川浩氏が佐藤さとる氏から引継ぎ 書き繋いでいる。


■机の上の仙人 -机上庵志異


僕は「コロボックル物語」シリーズはもちろんですが、短編の「机の上の仙人―机上庵志異」という話が好きでした。

中国の古典『聊斎志異』(りょうさいしい)に想を得た短編小説集で 机の上に現れた小さな仙人の語る物語です。小人の仙人や豆犬(小奇犬)も登場してコロボックル物語を連想させます。

この「机の上の仙人―机上庵志異」を好きといいましたが 小説をを読みながら脳裏に浮かんだ情景は覚えているのですが、短編の内容についてはっきりとした記憶がありません。

Wikiで調べると1982年に単行本で刊行しています。読んだのは雑誌だったと思うのですが 初出は何だろう。

思いだすと堪らなくて Amazon で単行本を注文して配達待ちの状態です。
読んだのが1982年なら35年振りなのかな。楽しみ 楽しみ・・・。

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■お勧め「ファンタジーの世界」


佐藤さとる氏の本で「コロボックル物語」以外では 講談社現代新書 517「ファンタジーの世界」がお勧めです。
佐藤さとる氏 が「ファンタジー」について解説し、「コロボックル物語」の創作の経緯についても書かれています。

「ファンタジーの世界」章立て
 1 私のコロボックル
 2 空想からファンタジーへ
 3 ファンタジーとは
 4 ファンタジーの創り方
 5 ファンタジーを読む
 6 児童文学について
 7 おわりに

「5 ファンタジーを読む」ではファンタジーの名作紹介があり、『ゲド戦記』『指輪物語』『ナルニア国物語』など今では映画化もされて有名な物語ですが、本書が刊行された当時 僕の周りで知っている人はいませんでした。

当時3作とも岩波書店で発行されていましたが、箱入りの本で値段が張り、直ぐには購入できずに、ぼちぼち集めて読みました。
後年それぞれが映画化されて話題になった時は知ったかぶりして ちょっとイイ気分でした。(笑)

本書には『不思議の国のアリス』『クマのプーさん』『さすらいのジェニー』『風の又三郎』『あべこべ玉』『砂の妖精』なども挿絵と内容が紹介されています。




■因みに


因みに「コロボックル」という存在は 佐藤さとる氏の創作ではなく、アイヌに伝承されている小人です。
念のため。

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